「視覚・聴覚障がい者」関連作品 ご予約受付中です。
絵本を手話で読むってなんておもしろい!
作品名「手話で楽しむ絵本」(本編53分) ©偕成社
- KS-098150
- 図書館 ¥5,000-(税抜)
館内個人視聴・館外個人貸出
館内無料上映権付
館外無料上映・団体貸出(ライブラリー使用)可
その他業態における使用料につきましては
お問合せください。
伝えたい気持ちあふれる映像!
手話はことば(言語)です。聞こえない人(ろう者)どうしのコミュニケーションの手段です。この映像では、早瀬憲太郎さんが日本手話で絵本を読んでいます。
声で読むバージョン、また手話で読むときには字幕が入ったバージョンも選べます。聞こえる人も聞こえない人も、繰り返しいろいろな楽しみ方のできるDVDです。
手話語り手 早瀬憲太郎 |
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生まれつき耳が聞こえない。横浜でろう児、ろう者対象の「早瀬道場」を開く。 映画監督、脚本家として、「ゆずり葉」「咲む」などの作品がある。自転車競技でデフリンピックに出場、入賞も果たす。元NHK「みんなの手話」講師。 |
【内容】
人気のロングセラー2作はそのまま読む、また手話をテーマにしたもう1作は、絵本の中ではイラストで表している手話が、早瀬さんの動画で楽しめるといったくふうがなされています。
【作品中の絵本】
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作・絵:キヨノサチコ
ノンタン
がんばるもん
¥800(税抜)
©偕成社 -
作:内田麟太郎/
絵:降矢ななともだちや
¥1,000(税抜)
©偕成社 -
作・絵:くせさなえ
しゅわしゅわ村のおいしいものはなーに?
¥1,800(税抜)
©偕成社
【応援メッセージ】
「知りたい」と「伝えたい」のこころ
- 齋藤陽道(写真家)
著書「異なり記念日」「声めくり」「感動、」など - こころがこもった本を読むと、自分のこころも動きます。それと同じく、手話もまた、こころからこころへと伝わっていくことばです。意味がわかるかどうか、まるでテストを受けるかのように手話を学ぶのではなく、まず「知りたい」と感じる自分のこころをしっかりとつかもう。そして、目の前にいる人を見つめよう。その人も、こころをもって「伝えたい」と思っているはずです。「知りたい」と「伝えたい」のこころがそろうとき、手話の学びが始まります。これは、実は幼い子どもがごく自然に行っていることでもあります。二人の聞こえる子どもを手話で子育てしているぼく自身の経験からも、ろう者や聴者とかは関係なく、子どもと日本手話の相性には測りしれないものがあるぞと感じています。早瀬憲太郎さんによる変幻自在の手話語りは、手話の学びだけではなく、子どもたちに秘められた、こころとからだの可能性を、やさしく、おもしろく広げてくれることでしょう。
手話の魅力があふれる、「動く絵本」!
- 丸山正樹(小説家)
著書「デフ・ヴォイス!」「龍の耳を君に」「漂う子」など - 聞こえない人も聞こえる人も。手話ができる人もできない人も。子どもはもちろん、大人も楽しめると思います。手話学習中の私ですが、「ノンタンがんばるもん」は先に朗読を聞いて、「どんな手話になるかな」と自分で手や顔を動かしてみたあとで手話編を見て、「ああ、こう表現するのか!」とその豊かな表現力に感銘を受け、「ともだちや」の方は、先に手話篇を(実は間違えて笑)見てしまったのですが、ほとんど内容がわかって嬉しくなりました(もちろん絵があるからですよね)。「しゅわしゅわ村のおいしいものなーに?」は、絵を見てどんな手話になるのか、みんなで当てっこをしたら楽しそう!やっばり手話は、「目で見る言葉」なのだなあ、と改めて思いました。このDVDを見て、大人も子どもも一緒になって楽しんでいるようすが目に浮かびます。
手話って楽しいものなんだなぁ!
- くせさなえ(絵本作家)
「しゅわしゅわ村のおいしいものなーに?」著者 - 生まれつき耳が聞こえなかった甥っ子。赤ちゃんの頃、小さな手で、ほっぺをポンポンとたたき、「おいしい」という手話をする姿が可愛くて、みんなで何度もおいしいの手話をしていた事を思い出します。手話は手やからだ、表情を使うからか、その時の思い出が、映像として鮮明に、とてもあたたかい記憶として残るように思います。絵本をイベントなどで読ませて頂くと、手話を知らないお客さんたちが、最初は恥ずかしそうにしながらも、手を動かすうちにだんだんと楽しくなっていくようすに、手話って楽しいものなんだなぁ…と感じます。このDVDを見た時、手話で表現される物語の世界がおもしろくて新鮮で引きこまれました。これは聞こえる人も聞こえない人も、手話にあまり興昧がない人でも一緒に楽しめそう!と思いました。
子どものコミュニケーション
- 南村洋子
ろう、難聴教育研究会役員・全国早期支援研究協議会会長 - 「手」に触れるということは、コミュニケーションの相手を視界の中にとらえて、相手の伝えたいことを自分の心で受けとめることです。この「手話で楽しむ絵本」に出会うことにより、子どもたちは表情豊かに伝え合うことの意味を自然に学び、そしてそれは、これからの国際化時代に世界中の人たちとのコミュニケーションを可能にするきっかけになると思います。
―ブックレット原稿より抜粋
手話ということば
- 内田麟太郎(詩人・絵詩作家)「ともだちや」著書
- DVDを見ていると、伝えたい思いがあふれ、体全体の表情になっています。まるで思いがあふれたとき、ひとがひとを思わずだきしめるように。美しいなぁ。絵本には絵本の思いがあります。
その思いを手話ということばが、子どもたちに伝えてくれます。子どもたちの思いも、手話で返ってきます。笑顔ということばになって。手話がみんなに広がるとき、笑顔も広がるのでしょう。
―ブックレット原稿より抜粋
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2020/12/18 | 新作・話題作情報